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不動産の歴史

不動産という定義が世界各地で様々に捉えられているということに触れてきましたが、これは人類が成長する過程において、生活スタイルが変化していったことが要因となっています。
土地は元々共同体として所有する文化だったものが、動産と同じく個々の所有物という概念が発生した頃から不動産の考え方に対する法的なものが生まれたといってよいでしょう。

 

基本的には土地と建物はワンセットであるという考え方であり、土地が存在するから建物が存在するという不可分なものとして扱われてきました。

 

日本においては歴史的に面白い部分があり、良い例として鎌倉時代に起きた永仁の徳政令のような考え方が存在しました。
徳政令というと「借金帳消し」という意味が頭に浮かぶかと思いますが、この中に「土地を元の持ち主に返せ」という、現代であれば即裁判沙汰になるようなものも含まれていたわけです。

 

土地を担保にお金を借りたり、土地そのものを売買したりしたとしても、所有者は変わらず本主(元の持ち主)のものという、かなりねじ曲がったとも言える概念がまかり通っていたことからこういう事態が起きていたといってよいでしょう。
もっとも当時の時代背景ではこういう持ち主は変わらないという法観念が当たり前でしたので、現代の私達には理解できないのも無理はありません。もし西洋文明の不動産・動産に対する考え方が取り入れられていなければ、今の日本はどんなことになっていたでしょうか…